昨今、人々の健康への意識の高まりから、フィットネス・スポーツジム産業が大流行りです。中でも、トレーナー・インストラクターが1人の顧客に対して効率的できめ細やかなワンツーマン指導を行うパーソナルジムの存在が、クローズアップされる機会が増えています。
その個人個人の適性に合わせたワンツーマン指導は、短期集中型でしっかり結果が残せる、と評判になり、いまや時代が求める最先端のボディメイク方法として人気を博しています。そのワンツーマン指導を顧客に行う仕事、それが「パーソナルトレーナー」です。
実は今、この「パーソナルトレーナー」を副業にする方が徐々に出現しつつあります。すでにジムなどでインストラクターとして働いている方から週末限定のサラリーマンまで、多くのトレーニングスキル上級者達が、本業の隙間時間を有効活用することで「副業パーソナルトレーナー」としてしっかりと顧客を掴み、副収入を得ているのです。今回はそんな副業としての「パーソナルトレーナー」について、その概要に迫ってみたいと思います。
「パーソナルトレーナー」とは具体的に言うと?
「パーソナルトレーナー」とは、フィットネスクラブ・スポーツジム・レンタルジムなどで、担当する顧客に対しワンツーマンでトレーニングの指導・管理を行う仕事です。
顧客のトレーニングの目的としては、ダイエット・ボディメイク・高齢による体力減退の防止などが多く、「パーソナルトレーナー」はその目的の達成の為に、ただトレーニングの実技指導をするだけでなく、生活習慣面・食事(栄養)面なども含め指導・改善・管理を行います。
その為、顧客といかに良好な関係を築けるか、いかに密にコミュニケーションをとれるか、これがこの「パーソナルトレーナー」という仕事の肝となります。現役のインストラクターのみならずサラリーマン(特に営業職の方)の副業に向いている点は、まさにここです。コミュニケーションスキルが最大の武器となる仕事、と言ってしまっても良いでしょう。
「パーソナルトレーナー」は始める上で取得必須の資格はありません。ただ、特にサラリーマンが副業で始める場合は、やはりパーソナルトレーナーとしての基礎を身に付ける為にも、資格の取得やトレーナー養成セミナーの受講などを経た上で、物事をスタートさせる形が無難でしょう。
参考までに具体的な資格を挙げておきます。「NSCA認定パーソナルトレーナー」「NESTA認定パーソナルフィットネストレーナー」「JATI認定トレーニング指導者資格」などの民間資格が該当します。
「パーソナルトレーナー」の働き方は多種多様
「副業パーソナルトレーナー」としての働き方・雇用形態ですが、まず挙げられるのがパーソナルジムなどで業務委託トレーナーとして雇われる、という形です。この場合、集客面などは安定しますが、やはり組織に属する形となりますのでスケジュール・報酬面などにおいての自由度は落ちてしまいます。
他には、パーソナルトレーナーマッチングサイト(トレーザップ等)やスキルシェアリングサイト(ココナラ等)、講師業マッチングサイト(ストアカ等)などを活用して、完全に独立した個人トレーナーとして顧客を掴む方法もあります。
この場合、サイトにパーソナルトレーナーとして登録し顧客を見つけ、レンタルジムなどで指導をする、という形になります。スケジュール・報酬面などで自由度が高い反面、広告・集客面でかなりの工夫が必要、そんな方法です。