野球と言えば、日本ではお馴染みの人気スポーツです。誰しも一度はテレビなどで、高校野球やプロ野球が熱狂的に盛り上がっている光景を見掛けた事があるでしょう。国民的なスポーツの一つ、そう言ってしまってもいいかもしれません。
週末の河川敷のグラウンドや公園併設の野球場でも、サラリーマンなどが草野球の試合を楽しむ姿を頻繁に見掛ける事がありますが、実はその草野球を取り仕切る審判員が週末の副業になり得る、という事をご存知だったでしょうか?今回はそんな、週末副業としての「草野球審判員」に迫ってみたいと思います。
「草野球審判員」の仕事とは具体的にどんな感じ?
まず、この「草野球審判員」ですが、野球の知識やプレーヤーとしての経験・審判員としてのスキルや経験があれば、基本的に無資格で副業として始める事は出来ます。サッカー・フットサルのような公認ライセンス制度といったものもありません。
ただ、各地区の軟式野球連盟が公認・運営する形での審判員資格は存在します。取得する際は、各地区の審判講習会を複数回受講し、さらに資格試験に合格する必要があり、取得までにかなりの時間・手間が掛かります(審判としての実務経験も積む必要があります)。
それゆえ、週末副業の為だけに、と考えた際に、その費用対効果を考えると資格の取得は絶対に有利!とまでは言い切れません。もちろん、資格を取得していれば仕事・副業の幅は広がりますので、最終的には個人個人がどこまでこの「草野球審判員」という仕事に入れ込むか、という所で判断するしかないでしょう。
「草野球審判員」の具体的な業務内容ですが、基本的には週末や連休などを狙って開催される草野球の試合やアマチュア大会に出向き、試合の審判をします。7回制の試合が多く、1試合につき1時間~長くて2時間半程度の拘束時間となります。
1試合を2~3人の審判で回すパターンが多いですが、場合によっては主審1人のみで試合を行ったりするケースもあります。どういった人員パターンになるにせよ、主審を任される事が多くなりますので、主審がしっかりとこなせるスキルを有している、という事が最低条件となります。
もちろん、主審1人体制での試合の場合は、線審としてのジャッジは不正確となってしまう場合が多いですが、そういった点は予め両チームと審判の間で、ある程度のジャッジのアバウトさは許容すると、暗黙の了解がなされているケースがほとんどです。そういった意味で草野球の現場というのは、初心者審判員でも細かいことはあまり気にせず、のびのびと仕事に臨める、そんな空気感がある、と言えるでしょう。
さあ!「草野球審判員」の仕事を見つけよう!
この「週末副業としての草野球審判員」の仕事の見つけ方、ですが、まず挙げられるのがウェブ上にある「草野球審判員募集掲示板」の利用です。こういった掲示板を利用する事で、草野球審判員として登録する事ができ、地域ごとの募集案件を随時確認し、求人に応募する事が可能となります。
掲示板によっては資格所有者限定で登録可能、といった条件が設定されているところもあります。似たようなサイトに「野球審判派遣サイト」と呼ばれるものもありますので、併せてチェックするとよいでしょう。
また、「ジモティー」などの地域に根差したアルバイト求人情報サイトなどにも「草野球審判員」の求人情報は掲載されていることがあります。他には、地域ごとのアマチュア野球連盟の公式サイト上で審判員を募集しているケースも見受けられます。