「副業解禁」を謳う企業の増加と共に、昨今、とりわけ活況を呈している副業市場ですが、中でも幅広いバリエーションを誇る代行業は、初心者副業ワーカーでも比較的簡単に参入しやすい副業として広く認知されています。
そんな代行業の一つに「送迎代行」という仕事があります。「送迎ドライバー」とも呼ばれる事が多いこの副業、車の運転スキルを生かすことが出来て、そこまで疲労感も残らない業務内容という事で、車好き・運転好きの方にとても人気がある職種です。今回はこの「送迎代行」という副業の具体的な中身について、迫ってみたいと思います。
「送迎代行」が必要とされる仕事場はどんな所?
「送迎代行」「送迎ドライバー」が必要とされる仕事場・業種は大きく分けて、昼間の一般的な仕事とナイトワーク・水商売系の仕事の二つに分類されます。まずは、昼間の一般的な仕事に関してですが、具体的に例を挙げると、デイケアセンター・デイサービス施設・グループホームへの高齢者送迎、最寄り駅までの病院患者の送迎、幼稚園・私立小学校・各種習い事、スクール、教室における子供達の送迎などが主なものとなります。
求人情報に関しては、一般的な求人情報サイトに掲載されている事が多く、週2日・一日3時間の勤務からOK、ダブルワーク・副業歓迎、時給は1000円~、1200円~といった内容の案件が多く見受けられます。平日の昼間から夕方にかけて、週に2~3日、報酬はほどほどで定期的に働きたい、そんな方に適しています。マイクロバスなどを運転する案件が多いので、そういった大型車両の運転スキルに長けた方には最適な副業と言えます。
ナイトワーク系の「送迎代行」はがっつり稼げる?
一方、ナイトワーク・水商売系の仕事での「送迎代行」「送迎ドライバー」に関してですが、具体的にはキャバクラ・クラブなどで働くキャスト(キャバ嬢など)の送迎を担当する事になります。
こういったナイトワーク系の仕事の場合、閉店時間の頃には基本的に終電なども無くなっており、キャストが自宅に帰ろうにも帰れません。その為、「送迎代行」「送迎ドライバー」が必要となるわけです。
勤務する時間帯は各店舗・地域によってばらつきはありますが、概ね、深夜0時過ぎから3時にかけてくらいがピークタイムとなります。ただ、ケースバイケースで、勤務時間帯が明け方の5時頃にまでずれ込むこともあります。時給に関しては、深夜帯勤務という事もあり平均1800円~2000円程、と高水準です。
また、勤務時間中、終始運転しているという事はほぼ無く、待機時間がかなり長い、そんな仕事でもあります。その為、トラックドライバーや運転代行などと比較しても、そこまで疲労感を覚えないドライバー仕事、と言えるでしょう。
求人情報に関しては、一般的な求人情報サイトで各種業者向け送迎代行の仕事としてスタッフが募集されている場合もありますし、ナイトワークに特化した求人情報サイトに募集記事が掲載されていることもあります。
基本的に「送迎代行 ナイトワーク」「送迎ドライバー キャバクラ」などでネット検索をかけると、多くの求人情報が確認できます。深夜帯の時間を有効活用してがっつり稼ぎたい!そんな“車好きの”副業ワーカーに最適な仕事、と言えるのではないでしょうか。