街中を歩いている時に、歩道の脇や信号機などの近くに座り、手元のカウンターをカチカチと押している人を見掛けた事はないでしょうか?実は、彼らの正体は「交通量調査員」といって、目の前の道路や歩道を通行する乗用車・トラック・バイク・通行人などの、一定時間毎の数をカウントする仕事をしています。
特別なスキルも必要無い上に、作業内容自体も非常にシンプルでなおかつ日給も悪くない、そんな理由からこの「交通量調査員」は学生やフリーターのアルバイトや本業を持つ方の休日の副業として、以前から大変人気が高い仕事です。
交通量を調査する目的は?誰が調査を依頼しているの?
この交通量調査ですが、調査目的は様々で、新規のファーストフード店やショッピングモール建設予定地前の道路・歩道の通行人内訳を調べたり、道路拡張工事や公共駐車場建設に先立つ乗用車・トラックなどの通過台数調査などが主に挙げられます。その為、カウント作業を行う調査場所は、交通量が多い道路の交差点脇だったり、飲食店などが立ち並ぶ人通りが多い歩道脇であったりする事が多いです。
今後のビジネスの方向性を決める「マーケティング調査の一環」といった性格の仕事でもありますので、簡単な作業ではありますが社会的に大変意義のある調査であり仕事なのです。データを取る側からしてみれば、ビジネスの成否を左右する貴重なデータが取得できるわけですから、この調査が長年続いているのも納得ですし、今後も同じように在り続ける仕事と言えるでしょう。
「交通量調査員」の具体的な業務内容とは?
この「交通量調査員」の一般的な業務内容ですが、基本的にはパイプ椅子などに座って、目の前の道路・歩道を通行する車やバイク、人などを分類しながらカウントして記録していきます。通行人を数える場合は男女、年代などを分類して数える事もあります。1~3時間作業をして1時間休憩、といったようなサイクルを繰り返していき、それを12時間から24時間連続して行うことが多いです。
拘束時間は長いですが休憩もたっぷりある、そんな印象が強い仕事内容であり、1日で1~3万円ほど稼げますので短期でサクッと副収入を得たい方などには非常に適した副業になり得ます。また、座ってひたすらカウンターを押し続ける、という作業内容からも分かる様に体力をそこまで消耗しませんので、体力の衰えが気になる年配の方でも十分に対応が可能な副業と言えるでしょう。
気になるこの仕事の見つけ方・始め方ですが、基本的にはアルバイト情報サイトやタウンワークなどのアルバイト情報誌などで募集を掛けていますので、それに応募する、というのが一般的です。単発バイトの形が殆どですが、派遣会社に登録し交通量調査があるたびに連絡が来る、というパターンもありますので、継続的に行うのであれば調査員としての登録は必ず行うべきでしょう。
作業内容はシンプルで、学歴・年齢・資格・経験なども問われない非常に門戸が広い仕事ですので、副業初心者の方のファーストステップに是非ともおすすめします。