人通りの多い街路を歩いている時に、特定の企業の宣伝広告や場所案内等が描かれたプラカードを掲げて立っている人を見掛けることがあります。実はあの「プラカード持ち（案内プラカード持ち）」という仕事、スキマ時間にサクッと気楽に働ける単発副業アルバイトとして、ダブルワーカー界隈では広く認知されています。
今回はこの「プラカード持ち」の業務内容、報酬面事情、副業としての始め方等に関して、少々掘り下げてみたいと思います。
「プラカード持ち」とは一体どんな業務内容なのか？
まずは「プラカード持ち」という仕事の業務内容を確認していきましょう。基本的には、宣伝広告・場所案内・キャンペーン情報等が描かれた、プラカード・手持ち看板を、人目につきやすい様に体前方に掲げ、目抜き通り等の街路に立っている（案件によっては歩き回ることもあり）、といった仕事となります。
広告主としては、不動産関連企業（モデルルームの場所案内等）やネットカフェといったお店が比較的多く見受けられます。勤務時間帯は日中がほとんどで、さらに、1日の平均勤務時間は7～8時間（もちろん休憩あり）、土日祝勤務が多い、というのもよくあるパターンです。また、不動産関連企業のプラカード案件の場合は往々にして、黒系のスーツ着用・黒髪が必須、茶髪・長髪は厳禁といった条件下で働く必要があります。
報酬面ですが、相場としては時給：950～1200円前後、日給：6500～8500円前後（地域や広告主の職種によりばらつきがあります）程度となります。決して高水準とは言えないですが、プラカードを持って立っているだけというシンプルな業務内容を踏まえると、そこまで悪くないかな、といった水準ではあります。
女性も求人対象ではありますが、人通りの多い中でプラカードを持って立っている、という状況は時に思わぬトラブル（男性からの声掛けやからかい・強風でプラカードが吹き飛ばされる等）を発生させますので、どちらかというと“女性には向いていない仕事”と言わざるを得ません。
単発副業としての「プラカード持ち」の始め方
この「プラカード持ち」という仕事ですが、ほとんどの場合、短期・単発の派遣アルバイトスタッフとして働くことになります。その為、副業として始める場合は、まずは人材派遣会社に登録します。大手のアルバイト情報サイト等で各種人材派遣会社が、キャンペーンスタッフ募集、広告スタッフ募集といった名目で求人案件を出していますので、まずは求人情報を集め、そこに応募するところから始めましょう。
登録スタッフになると、プラカード持ち・看板持ちといった仕事の求人が発生し次第、派遣会社から電話・メール等で連絡が来ますので、自分の都合と折り合いがつく案件を選び、単発副業として働く、という形になります。
気楽に始められて、業務内容もシンプル、1人で黙々とこなす業務が得意、そんな方にもまさにぴったりのこの「プラカード持ち」、副業選択の一形態として、気になる方は是非ともご一考下さい。
