昨今、日本では訪日外国人旅行者の増加や住宅宿泊事業法(いわゆる民泊新法)の施行などが後押しする形となり、「民泊副業ビジネス」が活気づいています。そして、観光地にアクセスがしやすい物件を新規で借りて旅行者に利用してもらう形や、旅行や出張が多い人が自宅が留守になっている期間限定で旅行者に利用してもらう形など、様々な民泊ビジネスモデルが生まれています。
そんな中、この民泊副業ビジネスをより身近に、ビジネス参入をより簡単なものにしてくれるオンラインサービスが現在、急激にユーザー数を伸ばしています。そのサービスこそ「Airbnb(エアービーアンドビー)」です。
「Airbnb(エアービーアンドビー)」とはどんなサービス?
2008年にアメリカで生まれたオンラインサービス「Airbnb(エアービーアンドビー)」は現在、世界の190ヶ国で活用されています。ユーザー数は世界で6000万人を超え、毎日世界のどこかで、このサービスを利用して旅行者が宿泊場所を見つけています。Airbnbの最大の売りは、インターネットにつながったパソコン・スマートフォンさえあれば、無料で、世界中のどこからでも「家を貸したい人(ホスト)」と「宿泊場所を確保したい人(ゲスト)」をスムーズに結びつけてくれる、という点です。
ホストはAirbnbのサイトに、貸したい民泊施設の部屋の写真を詳細説明と共にアップし、宿泊料金を設定するだけです。結果として、世界中の民泊施設の情報がサイトに網羅されることとなり、ゲストはそれらの情報を検索し、サイトでそのまま予約、後は現地に行って宿泊するだけ、となります。
日本でもAirbnbを活用した民泊ビジネスは盛況
もちろん日本でもこのオンラインサービスは年々普及してきており、国内の掲載物件数(リスティング数)は41000件を超えています。2018年に民泊新法が施行され、ホストは自治体に届け出を出し、住宅宿泊事業者の届出番号を取得しなければならなくなりましたが、裏を返せば法律に基づいて合法的に民泊事業が出来るようになった、とも言え(以前はグレーゾーンのビジネスという印象が強かったのです)、そういった背景が日本でのホストの増加にも繋がっています。
特に、外国人観光客が多く集まる人気観光地にアクセスしやすい物件が増えているようです。中には、Airbnb用に立地の良い賃貸物件を借りて、民泊運営を専門の代行業者に任せることで、完全な副業として成立させ、月に数十万の利益を出している人も少なくありません。
空き部屋や空き家を有効活用したい人や、自宅を不在にすることが多い人などは、Airbnbと民泊運営代行業者などをフル活用して副収入を狙ってみるのも面白いかもしれません。訪日外国人旅行者数が増えている今こそ、チャンスです。