「日常生活でほとんど使わないけど、捨てるのは気が引ける・・」、そんな荷物に住居スペースを圧迫されて困っている方は少なくありません。モノがあふれるこの時代、ふと気づくと自宅の収納スペースも一杯一杯で途方に暮れてしまう・・、そんな方の強い味方が「貸倉庫・トランクルーム」です。
街中で大きなコンテナが積み重ねられた貸倉庫サービススペースを見掛けた事がある方も多いと思いますが、月額で一時的に不要な荷物を預けられたり、趣味用の作業スペースとして借りれたりと、とても便利なサービスとして年々需要が高まっています。
この貸倉庫サービスですが、不動産(マンション・アパートなど)運営などに比べて管理が楽であったり、利回りも良い事から、余っている土地・空き部屋などの有効活用として、副業で貸倉庫・トランクルーム運営を始める方も増えています。
今回はこの「貸倉庫・トランクルーム」を副業でどのように始めるのか、運営する上でのメリット・デメリットはどのようなものか、それらについての概要を書き記していきたいと思います。
貸倉庫(トランクルーム)サービスには二つのタイプがあります!
まず、貸倉庫には大きく分けて二つの種類があり、屋外型倉庫サービスと屋内型倉庫サービスに分けられます。ある程度の広さ・ロケーション(住宅街など)の土地を所有している方であれば、屋外型をおすすめします。土地にコンテナタイプの倉庫を設置し、その地域の共有有料物置として運営する様なイメージです。
倉庫の敷地内に駐車場を設置したり、コンテナの横に車を寄せて駐車出来る様なつくりになっている所も多く、大きな荷物も効率的に運べる様に工夫されています。
デメリットとしては、土地が無いと難しい点、土地があっても場所が悪いと集客が難しい点、などが挙げられます。一方、屋内型はマンションなどの空き室を利用して、そこを幾つかの収納スペースに区分けし、その一つ一つを倉庫として貸し出す、というイメージです。
屋外型に比べ、室内ということもありセキュリティがしっかりしていますし、空調設備が整っている所も多いです。駅近物件やオフィス街などの都市部に物件を持て余している方などは、副業としてこの屋内型を選ぶ方が色々と好都合でしょう。
副業としての貸倉庫運営をスムーズに行う為に
また、副業として始めたいけど、自分一人でゼロから運営手配をしていくのは、時間もとれないし難しい、などという方にはコンビニの様な「フランチャイズ方式」を利用する、という選択があります。フランチャイズを利用する事で、スタートの集客時からそのブランドのネームバリューを活用出来ますし、倉庫管理サービス・運営マニュアルなども整っており、それに乗っかる事でスムーズな開業・運営が可能となります。
ただ、デメリットとして、フランチャイズ登録料やロイヤリティの支払いなどが生じますので、そこは念頭に置いておく必要があります。フランチャイズよりも手間が掛からない始め方として、所有している土地と倉庫を丸ごと業者に貸し、委託運営をしてもらう、というパターンもあります。
日常的な手間はほとんど掛からないので副業には向いていますが、反面、手数料なども取られ利回りは悪くなります。様々なメリット・デメリットを念頭に置いた上で、自分にとってどの運営方法が最適か、時間・手間の省略をとるのか、利益をとるのか、しっかりと考慮し選択していく必要があります。