硬貨を入れてハンドルを回すと、カプセルに入った色々な商品がランダムで出てくる「ガチャガチャ」。子供の頃に誰しも一度は、商店街にあるこの自動販売機でカプセルトイを買った経験があるかと思います。何が出てくるか分からないワクワク感に胸を躍らせて、ついつい硬貨を一枚、二枚、と投入口に入れ続けた、そんな思い出がある方も多いのではないでしょうか。
この「ガチャガチャ」によるカプセルトイの販売は現在も人気があり、中にはプレミア価格がつくような大人気玩具シリーズなどをも生み出す程です。実際、人が多く集まるようなショッピングモール、スーパー銭湯、大型ディスカウントストアなどに、ガチャガチャがズラッと並べられて設置されている光景をよく見掛けます。この人気の「ガチャガチャ」が、昨今、副収入を得る手段として頭角を現しつつあります。今回はそのビジネスモデルの概要について、触れていきたいと思います。
「ガチャガチャ」は簡単に始められる副業！その理由は？
実は今、この「ガチャガチャ本体」を個人で購入・設置して、カプセルトイを販売することで副収入を得ているサラリーマンが少なからず存在する事をご存知でしょうか？街中に設置さえしてしまえば、後は昼夜を問わず、ほぼ自動的に稼いでくれるこの「ガチャガチャ投資」は、副業に時間や手間をあまり掛けられないサラリーマンなどにとってとても相性が良く、初期費用などもあまり掛からないその手軽さから、参入する方が徐々に増えているようです。
ただ、そこで気になるのが、一体ガチャガチャ本体をどこで手に入れるのか？そして、どのくらいの購入費用が掛かるのか？という点だと思います。実は、街中で見掛けるようなお馴染みの「ガチャガチャ本体」はネット通販で簡単に購入することが出来ます。
値段も一台2万～4万円（一段タイプや二段タイプなどで価格は変わってきます）程で、中古だとそれこそ一台4500円くらいからあります。それでは、このガチャガチャ本体の中に入れる「カプセルトイ」はどのように仕入れるのでしょうか？これも簡単で、インターネット上にカプセルトイを専門に卸してくれる問屋がありますので、そこから仕入れます。
通常、ガチャガチャ本体を満杯にする量のカプセルトイは、約1万5千円で仕入れが出来ますので、本体の購入費と合わせると、高く見積もって5万円前後となります。この、5万円前後という金額が、言ってみればガチャガチャ販売を始める上での最低限の「初期設備投資額」となりますので、参入のハードルが低い、という評価も納得です。
ガチャガチャ本体を設置する場所はどうするの？
最後にガチャガチャの設置場所ですが、基本的には、人が多く往来するような場所・店舗（ショッピングセンター、スーパー銭湯、ゲームセンター、コンビニなど）に月額で場所代を払い、ガチャガチャを置かせてもらう、という形をとります。場所代は売り上げの10～20％くらいが相場となっています。
特に、子供・学生がよく訪れるような場所や観光スポットなどは売り上げが立ちやすく、狙い目です。通行量・客層などをしっかりとリサーチし、設置場所を決めると共に、どんなジャンルのカプセルトイを扱うのか、という点に関しても、場所との相性やトレンドなどを常に考慮し選択していく必要があります。
