昨今の副業解禁の流れを受け、会社で本業をこなしつつも、しっかりと副収入を稼ぎ出すサラリーマンが増加しています。そんな中、ジワリと人気を高めつつある副業の一つに「コインランドリー経営」があり、不動産投資などと並び、サイドビジネスをする上での投資対象としてその地位を確立しつつあります。
その背景には、「コインランドリーの需要の増大」、「比較的ローリスクで始められる」、「利回りが良く、収益が安定している」などの要素があり、実際に多くのサラリーマンなどが休日・隙間時間を有効活用する事でコインランドリーの運営に勤しんでいます。今回はこの副業としての「コインランドリー経営」に関して、少し掘り下げてみたいと思います。
「コインランドリー」の需要が増大している、その理由とは?
街中でよく見掛ける「コインランドリー」ですが、一般的には、自宅に洗濯機を置いていない一人暮らしの学生やサラリーマンが通って利用している、というイメージが浸透していると思います。
ただ、昨今では様相が変わってきており、先述の男性層のみならず、家庭を持つ主婦が利用者として増えて来ているのをご存知でしょうか?この理由の一つとして挙げられるのが「共働き世帯の増加」です。主婦の方でも外で働くのが当たり前という時代になり、専業で家事を行う事が出来ずに洗濯物が溜まってしまう、そんな家庭も増えています。
そこで主婦の方達が、その状況を改善する為に目を付けたのがコインランドリーなのです。コインランドリーなら大量の洗濯物を大型のマシンで一気に洗えますし、乾燥機も揃っていますので干す時間も短縮出来ます。
また深夜帯でも、近隣への騒音などを気にする事なく豪快に洗濯が出来てしまうので、帰宅時間が遅い兼業主婦・サラリーマンなどにとってはとてもありがたい存在なのです。「コインランドリーの需要が増大している」というのは、こういった時代背景・社会生活の変化を考えると当然の成り行きとも言え、それはまた、コインランドリー経営参入者の増加にも繋がるのです。
ランニングコストが抑えられる、その理由とは?
コインランドリー経営が副業として選ばれている理由に関して、さらに挙げるとすると、ずばり「ランニングコストを抑えられる」という点です。自分の土地でコインランドリーを運営して行く場合、主なランニングコストは水道・光熱・洗剤費用のみです。
何と言っても人件費がほとんど掛からないのが魅力と言えます。大概の店舗ビジネスは人件費の比重が利益を圧迫するものですが、コインランドリーに関しては基本的に無人経営ですから、その点がスタート時点からクリアされているのです。
どうしても日々の清掃メンテナンスで人の手が必要!となっても、一日数時間程度のパートの人件費を負担するだけですから、大勢に影響は出ない、と言って良いでしょう。こういったランニングコストの低さは、利回りの良さにも繋がり、それゆえ、長期的に見ると安定した収益に繋がりやすいのです。