雑誌やインターネットのニュースサイトなどで、著名人や政治家、芸能人などへのインタビュー記事を見掛けることはよくありますが、あのような記事の原稿は通常、ICレコーダーなどに収録されたインタビューの音声を元にして書かれています。
この、音声を文字に変換していく作業は「文字起こし」や「テープ起こし」と呼ばれ、在宅ワークとしてクラウドソーシングサイトなどに外注されることが多いです。今回はこの「文字起こし」を「副業としてどうなのか?」という観点で掘り下げていきたいと思います。
「文字起こし」は在宅作業が基本!隙間時間も有意義に使える!
まず結論から先に言いますと、この「文字起こし」はスキルさえあれば間違いなく、副業に最適な職業です。仕事自体はクラウドソーシングサイトに登録さえしてしまえば、すぐに見つかりますし、自宅にパソコン・イヤフォンさえ揃って入れば作業が即、可能となります。音声ファイルなども全てネットを介して受け取ることができ、また、作成したテキストファイルも同様に納品出来ます。
郵便で送ったりする必要もありませんので、まさに、完全な在宅完結型の副業、と言えるでしょう。さらに、各案件の締め切りさえきっちり守れば、どんな時間帯に作業するのも自由です。これらの点を踏まえると、やはり、「文字起こし」は副業に最適、と言わざるを得ません。
「文字起こし」に求められるスキルとは?
この「文字起こし」ですが、作業自体は至って単純で、収録されたインタビューなどの音声を正確にパソコンで打ち込み、テキストファイルにしていく、というのが基本的な流れです。当然ですが、しっかりと言葉を聞き、正確に速くタイピングをする、という能力が求められますので、ブラインドタッチは最低限、出来ないと作業を効率的にこなすことは難しいでしょう。
例えば、120分のインタビュー音声の書き起こし・報酬が8000円、という案件があったとします。報酬が固定で決まっている以上、作業を速くこなせればこなせるほど時給がアップする、ということになります。基本的に、文字起こしの案件は時間給で請け負う、といったケースはありませんので、収入をとにかくアップしたいのであればタイピングを鍛えて正確に速く打てるようにスキルを上げていくしかないでしょう。
また、案件によってはインタビュー記事に明らかに必要でない音声部分をカットしたり、分かりづらい文脈を読みやすく書き換える、などの文章編集を求められることもありますので、案件をこなしていく過程で、そういった編集の練習などを地道に行うのもスキル習得への近道となります。
何はともあれ、まずは、クラウドソーシングサイトで案件を見つけ実際に作業をすることをおすすめします。「ランサーズ」や「クラウドワークス」などには初心者向けの分量が少な目でとっつきやすい案件が数多く掲載されていますので、そういった案件で経験を積みスキルアップを目指す、という流れが現実的だと思います。コツコツと一人で作業を進めることが苦ではない方などには最適な副業だと思いますので、少しでも興味があるならば、是非一度、自分の力を試してみて下さい。