副業を解禁する企業などが増えつつある昨今、日常の隙間時間や休日を有効活用する事で、自分のスキルを副収入に変えている人が増えています。そして、その流れはサラリーマンだけに留まらず、家事・育児で忙しい主婦の方などにも波及しています。そんな、なかなか外出もままならない主婦層に人気なのが、在宅で可能な副業ワークです。
特に、パソコンを用いた在宅ワークは自宅で好きな時間に出来る、という事もあり大変人気なのですが、ここで困ってしまうのが、「パソコンが不得意」な人です。パソコンがあまり得意でないと、選べる在宅副業の幅が極端に減ってしまうのは言うまでもありません。今回はそんな方に、中でも特に、毛筆書きスキルをお持ちの方におすすめしたい在宅ワーク、「賞状書士」という仕事を紹介していきます。
「賞状書士」って何をする人?資格とかはいるの?
学生時代、スポーツの大会や音楽コンクールなどで好成績を取り、賞状を貰った経験がある方は多いと思います。あの賞状の文面を毛筆で手書きしている人こそが、賞状書士、となります。他にも、卒業証書・感謝状・熨斗・各種宛名書きなど、賞状以外でも様々な需要がある仕事です。
近年はパソコンを用いた印刷技術の発展もあり、手書きの需要は減少傾向にありますが、やはり、お祝いの席で使う物こそ人間の温かみを感じられる手書きにこだわりたい、そういった需要はしっかりと残り続けていますので活躍の場は未だに少なくありません。
また、この仕事は特別な資格を必要としませんので、極端な話、美しい字を書けるスキルと毛筆さえあれば誰でも始められます。このような参入のたやすさもあり、長年の書道経験をお持ちの方、筆ペン書きが得意な方、などなど、腕に覚えがある主婦の方が気軽に副業賞状書士としてのキャリアをスタートさせています。
もちろん民間団体(日本賞状技法士協会など)が認定する資格(賞状技法士)もありますので、仕事の幅を広げたり、その民間団体を通して仕事を貰いたい・コネを作りたい方などは取得をしておいてまず損はしないでしょう。
「賞状書士」の仕事はどこで見つけられるの?
賞状書士の求人の見つけ方ですが、まず前提として、求人案件自体は少ない部類に入るので、副業を始めてすぐにたくさんの仕事が舞い込む事はまず無い、と考えておきましょう。その上で、基本的なパターンとしては、先述した民間団体の資格講座などを受ける事でコネが出来てそこから仕事に繋がる、という形があります。また、民間団体に賞状書士として登録し、仕事が発生し次第、連絡をもらう、といったパターンもあります。
他には、クラウドソーシングサイト(ランサーズ・クラウドワークスなど)に求人募集が出る事もあります。クラウドソーシングの場合は賞状だけでなく、手書き・毛筆書きスキルを活かせる他の様々な求人が掲載される事も多く、おすすめです。
仕事探しや受注だけなら簡単なパソコン操作のみで出来ますので、パソコン操作が苦手な方でも十分に対応は可能です。中には継続案件などの安定収入に結びつく求人もありますので、サイトの定期的なチェックを欠かさず行うことが重要です。