球場でプロ野球観戦をしている時、はたまたテレビで観戦している時、客席通路を歩き回るカラフルな衣装の販売スタッフが必ずと言っていいほど目に入って来ます。そう、「球場売り子」さんです。
主にビール・おつまみなどを販売することから、ビール売り子とも呼ばれるこの「球場売り子」という仕事ですが、少ない勤務日数、短時間業務でかなりの高報酬を狙える、ということから、野球好き・接客好きの女性や短時間・短期間で効率良く稼ぎたい方などに適した副業として、根強い人気があります。今回はこの「球場売り子」という仕事について、その業務内容や求人情報などを中心に、少し掘り下げていきたいと思います。
「球場売り子」の実態に迫る!その特筆すべき特徴とは?
まずはこの「球場売り子」という仕事の一般的な雇用形態から見ていく事にしましょう。通常、アルバイトとして雇われ、1100円~1800円程の平均時給で働く、という形になります。
ここまでの話を聞くと、「そこそこ高水準の時給で働ける普通のアルバイト」という印象を持たれる方が多いかと思いますが、この仕事の特筆すべき特徴は、この待遇に歩合制がプラスされる!という点です。ビール1杯売るたびに70~80円の歩合給が基本給にプラスされますので、1日3時間働くだけでもビールが100杯前後売れれば、日給は10000円以上となります。
ちなみに売り子初心者の平均的な1日のビール売り上げは60~70杯前後(球場の立地・季節などで変わってきます)と言われていますので、この高水準の日給は決して特別な数字、ではなく、この仕事に適性がある方にとってみれば比較的簡単に実現が可能な数字です。
優秀な売り子さんの中には3時間で300~400杯のビールを売り切る方もいて、その場合、時給が10000円を簡単に超えてきます。適性がある方にしてみたら、この仕事がいかに効率良く稼げる、美味しい副業であるか、おわかり頂けたかと思います。
この仕事の業務内容に関しては非常にイメージがしやすいので、詳しい解説は省きますが、基本的には、背中にビールサーバーを背負って客席通路を歩き回り、お客様にビールやおつまみを売るという流れになります。プロ野球の球場、という場所柄、男性客が多いので、女性の売り子への需要が非常に高く、実際に女性(特に若い女性)の売り子のビール販売実績は男性の売り子のそれを大きく上回ります。
その為、この仕事に適性がある人の条件としては、なるべく若い女性、野球好き、(ビールサーバーは重いので)ある程度、体力に自信がある方、接客好き、短時間で効率良く稼げる副業を求める方、愛想が良い方、会話好き等が挙げられます。
「球場売り子」の仕事を実際に始めたい方に!
この「球場売り子」「ビール売り子」の求人情報ですが、一般的なアルバイト情報サイト(タウンワーク・スタンバイ・求人ボックス等)に掲載されています。ただ、件数はあまり多くなく、しかもプロ野球シーズン限定の募集となりますので競争率は結構高めの仕事となります。
また、働く場所もプロ野球の開催される球場、に限定されますので、近場に住んでいないと効率良くは稼げない仕事です。体力もかなり消耗する業務内容ですから、遠くから通って勤務する、といった形はなるべく避けた方が無難でしょう。
ただ、少ない勤務日数で(スケジュールの融通が利く現場が多いです)、短時間に大きく稼げる副業ではありますので、適性のある方でしたら非常にお得な仕事、と言えるでしょう。