私達の毎日の食生活を豊富な品揃えとリーズナブルな価格で支えてくれているお店、と言えばそう、スーパーです。近所に行きつけのお店が数軒あり毎日のように通っている、そんな方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。この、私達にとって大変身近な存在であるスーパーですが、その毎日の営業活動を支える大事な仕事、それが「レジ打ち」です。
今回はこの「スーパーのレジ打ち」という仕事にクローズアップし、その業務内容や賃金事情などについて、少しばかり掘り下げていきたいと思います。スケジュールの融通が利きやすく、副業としても人気の高いこの仕事、その“知ってそうで知らなかった”実情に迫ります。
「スーパーレジ打ち」という仕事の意外な実態
この「スーパーレジ打ち」の仕事ですが、一般的には、主婦や学生・フリーターなどがパートやアルバイトとして携わる職種、というイメージが強いと思います。ただ、実際にはサラリーマンやOL、自営業者などの本業を持った方が副業としてこの「レジ打ち」を選ぶ、というケースも少なくありません。というのも、この「スーパーレジ打ち」という仕事が副業にしやすい側面を持っているからなのです。
まず、スケジュール面で非常に融通が利きやすい、という点が挙げられます。求人案件などを見ても、週2日~・1日3時間の勤務からOK、早朝から深夜まで、幅広く勤務時間帯を選べる、未経験者歓迎といった条件提示が多く見られます。週末や夜間帯などの隙間時間を有効活用したい副業ワーカーにとってみれば、非常に始めやすい仕事と言って良いでしょう。さらに、意外にも時給が高い!という点も副業に選ばれる理由の一つ、となっています。
例えば都内のあるスーパーですと、時給が1100円というのが基本で、早朝から朝10時までは200円アップ、22時以降勤務に至っては深夜割増込みで1400円前後、といった具合になっています。かなりの高水準の時給で働ける仕事、と言ってしまって良いでしょう(ただ、地域に拠ってはこの限りではありません)。
業務内容に関しては、その名の通り「レジ打ち」がメインとなりますが、時間帯やお店の混雑具合に応じて、売り場に出て商品の陳列・補充をしたり、店内(特にレジ回りの)の清掃作業をしたり、とプラスアルファの業務を任される事が多いポジションでもあります。夕方前後は非常に客数が増えますので、レジ打ちに専念できる勤務時間帯、とも言えます。一方、朝方や深夜帯などの客数が少ない時間帯は、レジ打ち作業が減る分、プラスアルファの業務が増える傾向があります。
職場を決める際の注意ポイントとは?
「スーパーレジ打ち」の求人に応募し、実際に職場を決める際の注意ポイントですが、先述したようにこの仕事は、スーパーの混雑具合・勤務時間帯などにより業務内容が変わってくるのが普通です。その点はしっかりと念頭に置いた上で、会社・店舗・時間帯・曜日などの選択をするとよいでしょう。
「こんなことまでやらされるの??」といったような後悔を採用後にしなくて済むように、なるべくなら自分が働きたい時間帯に、スタッフ募集中のお目当ての店舗に事前に客として出向き、レジ打ちスタッフがどういった業務をこなしているか観察してみましょう。
自分の希望に合った、無理なく・末永く副業として働ける職場に巡り合う為にも、こういった労力は惜しむべきではありません。事前におおよその職場の雰囲気も掴めますし、非常に理にかなった求職活動だと思います。