「バイヤー」という仕事は、卸売や小売りといった、いわゆる販売業における肝となる業務、商品の買い付けを担当します。まさに販売業の要とも言える重要な存在であり、通常は企業に正社員として雇用され、買い付け・仕入れ業務に従事します。
ところが近年、副業解禁・働き方改革といったような風潮の高まりと共に、徐々にですが「フリーランスバイヤー」「副業バイヤー」などが出現するようになってきました。企業でじっくりと買い付け・仕入れ経験を積み、豊富な商品の知識を自分のものにした「バイヤー」が、そのスキルをフル活用して「副業フリーランスバイヤー」として自由度高く活躍し、収入アップ・スキルアップに成功しているのです。
「副業フリーランスバイヤー」はどんな人に向いている?
では、そんな「副業フリーランスバイヤー」は、具体的にどうやって始めて、どういった形で働いているのでしょうか?まず最初に、この副業形態がどんな方に向いているのか、それに触れておきましょう。この「フリーランスバイヤー」を始めるにあたり、企業などでの「バイヤー」としての勤務経験は必須となります。
「マーチャンダイザー(MD)」としての経験がある、そんな方ももちろん適しています。商品が売れるかどうかの見極め能力、これぞまさに「バイヤー」にとっての最重要スキルと言えますが、このスキルはバイヤー・マーチャンダイザーとしての実務経験からでしか得られません。
また、個人の副業バイヤーとして仕事を獲得するには、外部にわかりやすくアピール出来るバイヤーとしての実績が必要不可欠です。こういった事からも、「バイヤー」としての実務経験がいかに重要か、分かるかと思います。副業としてのバイヤーの働き方に関しては、本業の合間の時間を利用して、外部エージェント・副業人材マッチングサイトを介して得た仕事をこなす、もしくは自らネット上に店舗を持ち、バイヤー業務からマーチャンダイザー業務までをこなす等が考えられます。
どちらも、空いた時間を有効活用することで、収入アップやスキルアップ、未開拓ジャンルに挑戦する事による経験値アップ、などが見込めます。ゆくゆくのフリーランスバイヤーとしての独立や起業した上での店舗経営などを視野に入れ活動する、そんな副業バイヤー・マーチャンダイザーさんも少なくありません。
今すぐにでも「副業バイヤー」を始めたい!そんな方には?
とにかく副業バイヤーにすぐにでも挑戦してみたい、そんな方にオススメなのが先述したネットショップ経営です。最近では、個人で簡単にネットショップを立ち上げる事が出来る「BASE」「STORES」などの開業支援サービスが充実していますので、これらを利用して、自らがバイヤーからマーチャンダイズまでをこなすオリジナルの小売り事業をスタート出来ます。
自分のやる気・能力・センス次第で事業規模の大幅な拡大も狙えるこの副業、「バイヤー」としての経験値を自由度高く、思う存分生かせる、そんな絶好の挑戦の場、となり得るでしょう。