「自動販売機」と言えば、日本の街中を歩けば必ず見掛けますし、喉が渇いた時には誰しも何度となくお世話になっている「あって当たり前の存在」だと思います。それもそのはず、日本は世界的に見ても自販機の設置台数・技術はトップクラスですし、人口比で考えると設置台数はぶっちぎりの世界一です。まさに日本は世界屈指の「自販機先進国」と言えるでしょう。
この「自動販売機」をサイドビジネスとして、所有地内などに設置し、不労所得をゲットする人達が存在する事をご存知でしょうか?実は、サラリーマンの副業としても根強い人気を誇るこの「自販機設置」について、今回はその概要をお伝えしていきます。
自販機設置は副業初心者に向いている
自動販売機を自宅の敷地内や所有地に設置することで、自動的に飲料などが売れ収益が上がるわけですから、まさにサラリーマン・自営業など、忙しく働く人にとっては願ったり叶ったりの副業と言えます。もちろん、設置する場所や売る商品によって収益の大小は変わってきますし、極端な話、お小遣い程度の利益にしかならない事もあります。
ただ、この副業は基本的に飲料メーカーのしっかりとしたサポート体制の下で、大きなリスクを抱える事なく始める事が出来ますので、副業初心者のサラリーマンなどには向いていますし、副業体験の取っ掛かりとしてこのビジネスを始める方も少なくありません。
自販機設置の始め方、そして設置方式のあれこれ
では、この自動販売機を設置する際に、まずどのようなアクションを取ればよいのでしょうか?通常、問い合わせ先として挙げられるのは、大手飲料メーカーや自販機設置仲介業者です。飲料メーカーなどに設置を依頼することで、自販機は無料で手に入ります。
レンタルという形で受け取り、後はそれを所有地や場所代を払った特定の場所に設置するだけ(メーカーが設置してくれます)なので、初期投資費用はほとんど掛かりません。そして、商品補充や清掃・故障対応なども含め、基本的にメーカーが行いますので、自販機オーナーとしてやることは設置場所の確保と月々の電気代の支払いくらいです。
この設置方式は「フルオペレーション方式」と呼ばれており、メーカーのサポートが手厚い為、忙しい方でも副業として十分携わる事が可能となります。ただその分、売り上げから得られるオーナーの収益は、総売り上げの約20%となっていますので、大きく儲けたい方などには不向きかもしれません。
「セミオペレーション方式」といって、自販機の購入、商品の補充、清掃などをオーナー側が自ら行う方式ですと、当然ながら収益の取り分は大幅に増えますので、副業にある程度時間や労力を割ける方はこちらで勝負を掛けるのも悪くないでしょう。
ただ、副業の取っ掛かりとして始めるのであれば、断然「フルオペレーション」がおすすめです。「メーカーのサポートの下でしっかりと経験を積み、タイミングを見計らってセミオペに移行していく」、このような段階を踏みながら収益を増やしていく方向性を探る、というのが現実的かもしれません。