「輸入ビジネス」と聞くと、なにやら海外を巻き込んだ壮大な話をイメージして、気が引けてしまったり、とっつきにくいな、と思ってしまう方も多いと思います。ですが、昨今の様なインターネットで何でも通販で買えてしまう時代において、海外から商品を輸入するという作業は個人単位でもこなすことが可能であり、「輸入ビジネス」というものは在宅ワークとしても成り立つ程、身近な存在になってきています。
もちろん、海外に直接足を運び、現地メーカーから日本未発売の商品を買い付け、輸入し販売する、という従来型の輸入ビジネスも健在ですが、流石にこれを副業としてサラリーマンなどがこなすのは至難の業です。今回は、副業としても携わる事が比較的容易な、海外ショッピングサイトなどを駆使した「輸入ビジネス」の概要をお伝えしていきたいと思います。
個人での輸入ビジネスが成り立つ理由とは?
海外で売られている商品は基本的に輸入業者・メーカー・小売業者などが日本に輸入し、それらが日本の店頭に並ぶ際には海外の現地価格より2倍から3.5倍ほどの売値が付いていたりします。何故こんなに高くなってしまうのかというと、このルートで輸入する際には関税が掛かってしまう、という理由があるからなのです。当然、日本での売値を決める際にはこの関税分と利益分が上乗せされてしまいますので、必然的に前述の様な高い売値となってしまいます。
ところが、個人で海外製品を海外ショッピングサイトなどから直輸入する際には関税が掛かりませんので、日本での売値を現地価格の2倍以下などに設定する事が可能となります。ですから、個人で輸入した商品は日本での通常市場価格より安く売ることが出来て、なおかつ、利益もしっかり出せる、ということになるのです。この部分が個人で行う輸入ビジネスの大きなメリットと言えるでしょう。
輸入ビジネスに向いている海外製品ってどんな物?
輸入ビジネスのざっくりとした流れですが、当然ながら、まずは輸入する商品を決めなければなりません。輸入ビジネスで扱いやすい、と言われている商品の筆頭は「コンプレックスを解消する製品」です。ダイエット器具などが当てはまると思いますが、こういった商品は性質上、ネット通販で売れやすい傾向があり、また日本未発売の商品も多いことから狙い目と言えます。そして、そのようなダイエット器具の類似品の日本での販売価格相場を調べます。
次に、海外サイトでの価格相場も調べ、比較し、利ざやが大きいと判断出来ればそのまま海外ショッピングサイトから仕入れをしてしまいます。商品が手元に届けば、後は国内のECサイトや自分のサイトで販売する、という流れです。
とにかく、日本で未発売で、競合がまだ存在していなくて、自由なコンセプトの独特な商品が、この輸入ビジネスでは有利となりますので、そういった有力商品をいかに見つけるかが成功のポイントとなります。空いた時間で常に候補商品の市場調査をする!くらいの意識を持ち、このビジネスに携わっていく姿勢がとても重要です。