緑豊かな自然に囲まれた田舎住まいの方にとって、松ぼっくり・どんぐり・栗・クルミといった木の実は、ごく自然に周りにあふれているモノだと思います。散歩中にこの自然の恵みを拾って家に持って帰る、そんな事も日常茶飯事でしょう。
実は昨今、こういった拾った木の実をインターネット経由で売る、「木の実販売」という副業が注目を集めています。今回はこの副業としての「木の実販売」、その気になる中身・実情に迫ってみたいと思います。
拾った木の実が売れる、その理由に迫る
まずは何故、拾った木の実が売れるのか?そこに触れていく事にしましょう。その答えはずばり、ハンドメイド作品等の材料として需要がある、です。ドライフラワーや自然味あふれる雑貨・アクセサリー等、それらの作品にはこういった木の実が重要パーツとして、利用される事が多々あります。
ただ、ハンドメイドを手掛ける人の中で、こういった木の実を簡単に手に入れられる環境で暮らしている方は当然、ごく少数であり、多くの方はこうした自然味あふれる生材料を集めるのに苦労しています。その為、状態が良く、きれいに保存されたモノであればメルカリやヤフオク等のフリマサイトで買い手が付く、というわけなのです。
なんと言っても仕入れ費用がかからないアイテムなので、販路を開拓し、売り手としての実績を重ね信頼度を上げていけば、しっかりと利益が出せる副業となり得ます。こういったサイトで売る為のコツ、としては見栄えの良いアイテム写真を掲載するこれが最重要となります。
ですから、ただ拾ってきて撮影、は厳禁です。しっかりとアイテムを洗い、土クズなどはしっかりと落とした上で、写真のレイアウトもオシャレ感を出すなど、工夫すると良いでしょう。
「木の実販売」で実際に需要のあるアイテムとは?
さて、次に、材料として需要の高いアイテムを挙げていきたいと思います。栗・クルミ(の殻)・どんぐり・松ぼっくり・シダーローズ・ソテツの実・ふうの実・メタセコイア等がそれにあたります。
それぞれの採取時期の目安ですが、栗:9~10月、どんぐり:10~11月、クルミ:9月末~10月、ふうの実:2~3月、シダーローズ:12月~翌2月、メタセコイア:11~12月、といった具合です。こういった材料をそのまま単体で売るだけでなく、材料を自ら加工し、ハンドメイド作品としても販売する、そんな方も少なからずいらっしゃいます。
このケースの場合、作品に興味を持たれた方が、お客様となり、並行して材料も買ってくれる、そんな展開も考えられます。材料としての木の実販売がいまいち伸び悩んでいる、そんな時の打開策として、こういった作品販売との抱き合わせを考えてみるのも悪くない選択でしょう。
環境にさえ恵まれていれば、仕入れゼロ円で始められるこの「木の実販売」、ローリスクのお手軽副業としてオススメです!