私達一般国民が政治への意見・意思を表明出来る貴重な機会、それが選挙です。市長選挙・知事選挙・国政選挙等々、選挙には様々な種類がありますが、各投票所・期日前投票所にてその選挙のスムーズな運営・進行をお手伝いする、そんな仕事があります。それは「選挙アルバイトスタッフ」です。
実はこの「選挙アルバイト」、単発副業に適している仕事、としても社会人副業ワーカー等の間ではよく知られています。今回はその理由も含め、この仕事の中身に迫っていきたいと思います。
「選挙アルバイト」とはどんな仕事?その基本部分をチェック
投票日に最寄りの学校等に設けられた投票所に出向き投票したり、特別に指定された施設の投票所で期日前投票を済ませたり、と、選挙権を持った方は通常、こういった方法で投票活動を行います。その各投票所で臨時スタッフとして数日間(1~4日程度)、朝9:00前後~20:30前後まで働く、それが今回紹介する「選挙アルバイト」の立ち位置となります。
まず、この仕事が社会人の単発副業に適している理由、について触れていきたいと思います。ご存知の通り、選挙が開催される日というのは圧倒的に週末(日曜日)が多く、その為、社会人がスケジュール調整をしやすいという点がまずは挙げられます。
他にも、ハードな仕事ではないので疲れがたまる事はまず無い、未経験者でも対応可能、時給相場も1100~1200円前後と悪くない、単発の仕事なので気楽にとっつける、20代からシニア世代まで歓迎されているといった、単発副業として選ばれやすい特徴・傾向を持ちます。
求人情報に関しては、一般的なアルバイト情報サイトに掲載されているパターン(人材派遣会社が求人をかけている)もあれば、各自治体(役所)等のホームページで選挙スタッフとしての事前登録を募っている、そんなケースもあります。事前に登録することで、選挙の度に役所から仕事の依頼が来るといった流れになります。
具体的に何をする?「選挙アルバイト」の業務詳細に迫る
「選挙アルバイト」の具体的な業務内容について確認していきましょう。まずは投票所準備です。ご存知のように投票所は通常、小学校等の体育館を使用します。あのスペースに投票箱や投票記載台、受付用のテーブル、イス、机等を配置し、投票所へと改造していきます。
投票日当日は、投票受付作業、開票作業、来場者への案内・質疑応答、投票立ち合い業務、タブレット端末等を利用した投票を終えた方への出口調査等に従事する事になります。また、期日前投票に関しての業務もあり、期日前投票所での準備作業、投票の受付作業等が挙げられます。
どの業務もハードなものではありませんが、ただ一点、1日の実働時間が平均9~10時間(もちろん1時間休憩は有り)と比較的長めですので、そこは人によってはきつく感じられるかもしれません。選挙の運営に興味があり一度は体験してみたい、気楽に単発で副業をしてみたい、そんなワーカーさんには非常にマッチした仕事だと思います。
求人案件はそこまで多くはありませんが、ちょっとでも興味が湧いた方は、一度、ウェブ等で求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?