大型倉庫や工場、はたまた青果・魚市場などで大量の荷物の運搬に使用される特殊自動車、と言えばそう、「フォークリフト」です。車両前方に大量の荷物を抱えゆっくりと走行する、小ぶりなブルドーザーのようなあの乗り物です。
このフォークリフトの運転・操作要員を「フォークリフト作業員(フォークリフトオペレーター)」と呼びますが、実はこの仕事、週2~3日の勤務から始められる高時給の副業として、副業・兼業ワーカー達にはよく知られています。今回は、この副業としてのフォークリフト作業員という仕事について、その概要を伝えていきたいと思います。
運転資格が必要な「フォークリフト作業員」の仕事
まず最初にこのフォークリフト、運転をする際には資格が必要となります。1トン未満のフォークリフトに乗るには「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」という講習を、1トン以上のフォークリフトに乗るには「フォークリフト運転技能講習」を、それぞれ受講する必要があります。
後者の運転技能講習(学科・実技講習)の場合は、受講すると国家資格としての運転免許を取得出来ます。ただ、前者の特別教育を受講した場合はこの資格はもらえません(1トン未満のフォークリフトの運転許可のみもらえます)。
フォークリフト作業員の求人内容ですが、運転資格を保持している方であれば、運転初心者や未経験者でも積極的に採用する、週2~3日、1日4時間程度働ける副業・兼業ワーカーも歓迎、朝9時~夕方・21時~早朝5時前後といったような勤務時間帯のバリエーションの豊富さなどの傾向が見られます。
時給相場も1400~1600円前後(深夜勤務はさらに割増しあり)と高水準ですので、これらのことを踏まえると、特に運転資格を持っている副業ワーカー等にしてみれば、かなりの優良職種と言えるでしょう。
「フォークリフト作業員」の業務内容は力仕事が中心?
フォークリフトの業務内容ですが、ずばり、工場・倉庫・青果市場・魚市場・イベント会場等での大きな・重い荷物の運搬です。フォークリフトは、狭い場所でも効率的に大量の荷物を動かせる、という強みを持っています。その為、活躍する場は広く・巨大な工場から狭い倉庫まで、様々です。
また、大量の荷物を運搬する、というイメージからこの「フォークリフト作業員」は、屈強な体力自慢の男性限定の仕事、と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実はそうではありません。フォークリフトの運転・操作自体は特別腕力等が強くなくても行えますし、いわゆる力仕事ではありません。実際に、女性や年配層のオペレーターも数多く活躍しています。
すでに運転資格を所有している、資格の取得に興味を持っている、そんな副業・兼業ワーカーさんには特にオススメのこの「副業としてのフォークリフト作業員」、あなたの求人応募候補リストに加えてみてはいかがでしょうか?