世の中の小売店に欠かせない「棚卸(たなおろし)」という作業をご存知でしょうか?お店に存在する商品を一つ一つ、正確に数えてハンディ端末に入力していくこの「棚卸」、実はこの作業を専門に担当する「棚卸スタッフ」という仕事は、昼夜問わず好きな時間帯を選べる・短期限定で気楽に始められる副業アルバイトとして、副業・兼業ワーカー達によく知られ、選ばれています。
今回はこのWワーカー御用達の「棚卸スタッフ」という仕事の中身に、鋭く迫ってみたいと思います。
「棚卸(棚卸し)」とは?「棚卸スタッフ」の仕事とは?
スーパー・コンビニ・ドラッグストア・雑貨店・アパレルショップ等々、私達が日常的に利用しているこういったお店は小売店と呼ばれています。この各種小売店の決算期や月の締め日に必ず行われる、店舗運営にとって欠かせない作業、それが「棚卸(棚卸し)」です。
各店舗の売り上げデータと店舗にある商品在庫数がしっかりと合致しているか、それを確認する為に、店舗に存在するありとあらゆる商品を片っ端から数え、手元のハンディ端末にその数量を入力していく、といった作業になります。
「棚卸スタッフ(副業の場合は通常、アルバイトとして従事)」はこういった作業を専門的に扱う会社(いわゆる棚卸業者)に雇われ、その会社のスタッフとして各業種の様々な小売店に派遣されます(通常チームで行動)。この流れが働き方としてのスタンダードとなります。
店舗によってこの棚卸作業を昼間に行うこともあれば(例:コンビニチェーン等)、深夜帯に行うこともあります(例:スーパー・ホームセンター等の大型店舗)。その為、「棚卸スタッフ」の求人内容には、昼夜問わず自分の都合の良い時間帯を広い選択肢から選び働ける案件が多いといった傾向があります。この点は他の仕事との兼ね合いを重視するWワーカー達に副業として選ばれやすい理由の一つ、となっています。
他にも、短期アルバイト案件も多く気軽に始められる、比較的高水準な時給相場(1000円以上は当たり前・深夜帯の場合1200~1400円前後)、力仕事などは無く女性も活躍できる、未経験者でもすぐに対応可能な反復作業が大半といった特徴があり、こういった点もWワーカーに支持される部分です。
具体的な仕事の流れ、勤務時間帯はどんな感じ?
「棚卸スタッフ」の具体的な業務の流れを見ていきましょう。棚卸作業当日は、該当店舗に直接集合、または棚卸業者の事務所に一旦集合し、そこから社用車等で該当店舗に向かう、といった形になります。その該当店舗の大きさ(規模)に応じて、10~50人のチーム編成で棚卸作業にあたる事になります。
商品のカウントは棚単位で行うのが普通で、スタッフそれぞれがハンディ端末を持ち、数えては入力・・を繰り返していきます。カウント終了後はデータを紙に印刷し、さらにダブルチェック作業を行います。最後に棚を整理整頓し、売り場を元通りに戻し退店となります。
勤務時間帯・勤務の長さとしては、23時~翌6時、朝7時~10時、14時~18時、といった例が見られ、こういった点からも働き方のバリエーションの広さが伺えます。
このように、副業ワーカー、特に細かなスケジュール調整にこだわりたい方、スポット的に短期の副業を行いたい方、にはとてもマッチした仕事です。この「棚卸スタッフ」、ご興味のある方は一度、求人情報を探ってみてはいかがでしょうか?