配送業と言えば、いまや非常に需要の高い業種として知られています。特に「宅配便」は、アマゾンを始めとするネット通販業態には最早欠かすことの出来ない流通手段です。
こういった宅配業への需要の多さは、昨今、慢性的な配達スタッフの不足を引き起こすまでになっていますが、これは裏を返すと、仕事を求める副業・兼業ワーカーなどにとってみれば報酬の良い副業にありつくチャンスでもあります。ということで、今回はこの、副業としての「宅配便スタッフ」に焦点を当て、その雇用形態や報酬面・求人面での傾向、大まかな業務内容等について解説してみたいと思います。
「宅配便スタッフ」という仕事の基本情報をおさえよう
需要の高まりを見せている「宅配便スタッフ」、まずはその業務内容から簡単に触れていきま
しょう。基本的には、配達用の車輛(トラック・軽トラ・軽バン・普通自動車等)を自ら運転し、荷物を個人宅・事業所等に配達する業務、となります。配達用の車輌には社用車を使用する場合もあれば、自家用車を持ち込んで業務に当たる場合もありますが、これは雇用形態などで変わってくることが多いです。
時給・日給制のアルバイト・パートの場合は社用車(トラック等)での業務がほとんどで、一方、完全出来高制の業務委託タイプの場合は自家用車を持ち込んで業務に当たる事が多いです。業務委託タイプの方が、スケジュール面などにおいて自由度高く働けますので、副業としてはこちらの方が始めやすいでしょう。ちなみに、自家用車が用意出来ない人には会社が無料で車輛を貸し出してくれる、そんな委託案件もあります。
アルバイトタイプの場合も、求人内容として、週1~3日の勤務からOK、週末のみOK、1日2~3時間の勤務からOK、といった案件が見受けられます。業務委託タイプよりは多少縛りはきついものの、副業としては十分に始めやすい条件、と言えるでしょう。
また、気になる時給相場に関しても上昇傾向となっており、首都圏、特に都内中心部などでは1500~1700円前後といった高水準を推移しています。それ以外の地域に関しても、ここまでとはいかないものの、高い数値をキープしています。
何はともあれ、この「宅配便スタッフ」、人手不足傾向が続いていますので、当然ながら副業・兼業ワーカーがかなり参入しやすい状況となっています。実際、副業・兼業・Wワーク歓迎、としている求人案件が非常に多く見受けられる事からも、その傾向が伺えます。
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「副業宅配便スタッフ」の求人情報の見つけ方ですが、インターネットで「宅配便 副業」「宅配スタッフ 求人」「宅急便スタッフ 兼業」等で検索をしましょう。アルバイト・パート案件、業務委託案件、それぞれが数多く見つかりますので、自分の希望する働き方によりマッチした求人案件をじっくりと吟味し、応募するようにしましょう。
案件によっては、週に2回・1日2時間のみの勤務、といった、ピンポイントの副業にぴったりの求人もありますし、年末限定の人員をかなりの高報酬で募っている求人などもあります。とにかく、多くの求人案件にこまめに目を通し比較検討することが、よりよい副業にありつく第一歩、となります。