働き方改革などが謳われて久しい昨今、多様な働き方を社会全体で認めていこうという空気が醸成されつつあります。そしてそれに呼応するかのように、副業を生活の軸に加える生き方を選ぶ社会人が増えています。
そんな中、中高年世代がその人生のベテランとしての強みを生かし、存分に活躍できる副業がある!として、とある職種に注目が集まっています。それはずばり、「葬儀式典アシスタント」という仕事です。
故人を厳かに送り出す、私達人にとって不可欠な、非常に重要なイベントである葬儀式典。そのスムーズな進行をサポートする仕事であるこの「葬儀式典アシスタント」の具体的な業務内容、さらには副業としての始め方等、に迫ってみたいと思います。
この副業が中高年世代のワーカーに適している理由
まずはこの「葬儀式典アシスタント」という仕事が、中高年世代の副業ワーカーと何故相性が良いのか?という点に触れていきます。ご存知の通り、葬儀式典というものは人の死を扱う、非常にデリケートな場となります。
そこでの葬儀スタッフ・アシスタントの一挙手一投足には、常に遺族への思いやり・配慮が求められます。そうです、こういった場で働く際には臨機応変な空気読み能力がどうしても必要となるのです。この能力はやはり、豊かな人生経験を積んだ人ほど有しているものであり、そうなると当然、この仕事は中高年世代に有利な・適性のある仕事となってしまうわけです。葬儀アシスタントとして男性だけでなく、気配り上手なシニア世代の主婦の活躍が目立つ、というのも、こういった背景を考えると納得です。
次に「葬儀式典アシスタント」を副業として始める際の雇用形態を確認しておきましょう。通常は各葬儀社や人材派遣会社にアルバイト・パートとして雇用され、業務に当たることとなります。週に2日以上・1日3~4時間以上の勤務から働ける、未経験者歓迎(しっかりとした研修が用意されている)、といったような求人案件が多く、副業としては非常に始めやすいタイプの仕事です。
時給も1100~1800円前後と、比較的高水準です。ただ、葬儀というものの性質上、突発的に仕事が入る事が多く、当然ながらそれに対応出来ないとあまり稼ぐ事が出来ない副業となってしまいます。反対に、突発仕事に対応出来て、なおかつ残業などもこなせるようですと、日給で1万円以上いくこともざらにある副業です。
「葬儀式典アシスタント」の業務内容、求人情報について
「葬儀式典アシスタント」の具体的な業務内容を見ていきましょう。遺族・参列者のご案内・御誘導、会場での司会・アナウンス、遺族に対する着付け補助、式典中における花配り(棺桶内に添える花を遺族・参列者に配布)、葬儀式典中の写真撮影、祭壇の搬入出、会場の清掃、椅子などの搬入出等が主な業務として挙げられます。
全般を通して、礼儀作法・マナーを守る事が重要視され、その為の事前研修もしっかりと用意されている職場が多いです。常識的な礼儀・マナーが全く身に付いていない人などには対応が難しい仕事、とも言えるでしょう。ただ、業務自体は高度なスキルや豊富な経験を求められる類のものではありませんので、未経験者や初心者などでも十分に対応は可能です。必要以上に物怖じする必要はありません。
求人情報は、インターネットで「葬儀式典 アシスタント 副業」「葬儀式典 アシスタント 求人」などと検索をかける事で全国の案件が多数見つかります。こういった仕事にご興味のある中高年世代の副業をお探しの方、試しに一度、応募してみてはいかがでしょうか?