見事な手つきでシェイカーを操り、次々と色鮮やかなカクテルを作り出す「バーテンダー」、そのクールでかっこいい姿に憧れを抱き、いつか挑戦してみたいな・・そんな風に考えた事がある方は少なくないと思います。
実はこの「バーテンダー」という仕事、アルバイトという形で副業・兼業として比較的簡単に始められる、という事をご存知だったでしょうか?特にお酒やカクテルが好きで、豊富な知識を持っている、そんな方にこそオススメしたいこの「副業としてのバーテンダー」について、今回はその概要を解説していきたいと思います。
「バーテンダー」を副業で始める上で気になるあの事
副業として「バーテンダー」を始めたい、そう思った時にまず湧いてくる疑問、それは自分にそのスキルや素質はあるのかな?、カクテルの知識はあるけどバーテンダー技術を専門的に教わった事は無い、そんな自分にこなせるかな?等々でしょう。たしかに、全くお酒やカクテルに対して知識が無く、実際にカクテルを作った経験も皆無、ただただお酒が好きなだけ、そんな方がいきなり「バーテンダーになりたい!」と意気込んでも、なかなか難しい側面はあります。
ただ、アルバイトとして副業・兼業でこの仕事に携わる場合、専門性の高いプロフェッショナルな知識・スキル・豊富な経験などを必ずしも求められない、というのもまた事実です。基本的なお酒の種類・主要なカクテルの作り方を知っている、趣味でカクテルを日常的に自分で作っている、といった最低限の素質・素養さえあれば大概の方はスタートラインに立つ事は可能な仕事です。
多くのバーにおいて、提供するカクテルのレシピは用意されていますし、作り方マニュアル的なモノがしっかりと完備されているところも中にはあります。研修などを通してバーテンダーとしての基本は教え込まれますので、バーテンダー未経験者・初心者でも必要以上に臆する必要はありません。
「バーテンダー」という仕事に一番求められる事とは?
また、バーテンダーはシェイカーを振ってなんぼといったイメージが一般的には浸透しているかと思いますが、実際は、長いスプーンのような形状のバースプーンでかき混ぜてカクテルを仕上げていく「ステア技法」を用いる、そういったケースの方が多いです(バーのメニューラインナップによっては、この限りではありません)。副業バーテンダーは必ずしもシェイカーの達人である必要は無い、ということなのです。
ただ、その反面、お客とのコミュニケーション能力・会話力などは達人レベルとまではいかずとも、高い水準が求められます。バーテンダーには美味しいカクテルが提供できる、という事と同等、もしくはそれ以上に、いかにお客を心地よくさせられるか、気持ちよく酔わせてあげられるか、といったような雰囲気づくり重視の接客スキルが求められます。この点は、適性の有無が非常にはっきりと出てしまう部分ですので、実際にこの仕事を始めるかどうか、の大きな判断材料になり得るでしょう。
求人情報はウェブ上のアルバイト情報サイトなどに数多く見受けられますが、Wワーク・副業・未経験者歓迎、週1からOK、日払いOKといったような案件内容が目立ちます。夜間から早朝にかけての勤務時間帯が多い、という点も踏まえると、副業としては非常に始めやすい部類の仕事、と言えるでしょう。さらに、深夜手当がつくと時給が1500円以上、店舗によっては2000円以上になるケースもあり、深夜帯の勤務に抵抗が無い方にとってみれば、非常に“美味しい仕事”と言えるかもしれません。