ちまたにあふれる数々の副業の中でも肉体労働系・ガテン系のお仕事は、日給やシフトの自由度が高い事でよく知られています。まさに、自慢の体力を使って短期間に効率よく稼ぎたい方にはうってつけの副業ジャンル、と言えます。ただ、「体を動かす副業に興味はあるけど、本格的な現場系などはちょっと気が引ける・・」そんな方もいらっしゃると思います。
今回取り上げる「事務所移転スタッフ」という副業は、そういった方でもすんなり始めやすく続けやすい肉体労働系のお仕事です。工事現場系と比べて作業内容はソフトかつ単純でありながら、報酬面では同レベルの高水準が期待できるこの「事務所移転スタッフ」、その具体的な業務内容・仕事の始め方などについて解説していきます。
事務所移転スタッフの仕事内容をチェック!
この「事務所移転スタッフ」とは一体どんな事をするのか?まずはそこからですが、簡単に言ってしまうと事務所・オフィス専門の引っ越し屋です。会社の事務所(オフィス)の移転に伴い、ロッカー・デスク・オフィスチェアー・パソコン・会議用テーブル・コピー機・段ボール等々、事務所の中身を丸ごとビルからビルに入れ替える作業が発生しますが、それらを一手に引き受けるのがこの「事務所移転スタッフ」の仕事となります。
通常、業務の内容には数パターンあって、荷物の搬出作業のみの場合、新オフィスへの搬入作業のみの場合、搬出・搬入作業を両方行う場合、といった具合に分類されます。どのパターンの場合でも行う作業は基本的には一緒で、養生貼り(壁が傷つかないように青いシートを貼る作業)を行い、後は丁寧にオフィスの中身を運搬する(台車使用可)、これがスタンダードです。
新オフィスへの搬入がある場合は、墨出し(床にテープを貼り配置用の目印をつける作業)も追加されます。細かな荷物が少なかったり、入り口・玄関・間口なども広く作業がしやすい事から、個人宅の引っ越しに比べて作業が楽、という側面もあります。
また、この仕事の性質上、会社が稼働していない休日や深夜帯に作業することになる為、作業終了予定時刻は余裕を持って設定されています。万一、作業が終わらず事務所が使えない、などという最悪の事態を避ける為です。
ですから、案件によっては、深夜23時から朝の4時まで作業予定だったのに、作業が順調に進み2時半で上がれた、といったような事も起こります。そういった場合でも、23時から翌日4時までの時給がしっかりともらえる事がほとんどです(派遣会社などによってはもらえない場合もあり)。
夜間帯に作業すると報酬はかなりの額に!
気になる平均日給ですが、昼の時間帯(8時~17時など)だと8000~9000円前後、夜間(21時~4時など)だと11000~12000円前後となっています。他の副業と比べてもかなりの高水準と言えるでしょう。
この仕事の始め方に関してですが、基本的に派遣会社に登録して働く形が一般的です。求人情報サイトや情報誌に事務所移転スタッフ募集記事はよく見受けられますので、そちらから応募してみて下さい。
週一や月一くらいのペースでも始められますし、移転案件の前日にその仕事に行くかどうかを決められる、そんな融通が利く所も多いです。体力仕事でがっつり稼ぎたい、そんな副業ワーカーさんにはぴったりの仕事ではないでしょうか。