世の中にはバラエティーに富んだ副業があり、それぞれが数多くの隙間需要を埋めています。今回取り上げる「不動産の写真撮影」という仕事もそんな副業の一つであり、あまり世間的な認知度は高くないものの、適度に歩くその業務内容が健康的である、として一部の方に人気の高い副業でもあります。不動産会社の営業面において、非常に重要な役割を担っているこの「不動産の写真撮影」、一体どんな業務内容なのでしょうか?
不動産の営業にとって大変重要な「物件写真」
昨今、不動産情報をタイムリーに提供してくれるサイトが増えており、物件選びの際などに、インターネット上で数多くの不動産物件情報にアクセス出来るようになっています。その物件情報一つ一つには数種類の写真(室内・外観・エントランス・トイレ・浴室等々)が添付されているのが普通で、ユーザーはそれを大きな判断材料として活用し、物件選びを進めていきます。
いまや、不動産の選別過程において、その物件の詳細が分かる写真は必要不可欠な情報なのです。それはこういったサイトや広告チラシに限りません。街角の不動産屋で物件を紹介してもらう際にも、まずは物件の写真を見せてもらい、その印象の良し悪しで次の段階に進むかどうかを決める、そんな方も多いのではないでしょうか。
この写真のクオリティー次第で、その物件に対する問い合わせの量なども大きく変わる、ということですから、不動産会社にとってこの物件写真というものがいかに重要なのか、簡単に想像がつきます。「不動産の写真撮影」は、こういったユーザーにとって価値ある情報となり得る物件写真を撮影するという仕事なのです。
副業としての「不動産の写真撮影」をどのように始めるか
この仕事の働き方の形としては、まず不動産会社に撮影のアルバイトとして雇われる、というパターンがあります。週1~2日でOK、土日のみでOKなど、副業として無理なく始められる勤務体系となっている所も多いです。求人情報はアルバイト情報サイトや求人情報誌、フリーペーパーなどに掲載されています。
また、各不動産会社のサイトで募集をしている場合もあります。基本的に会社から指定された物件を歩いて回り(地図なども提供される)、外観・室内・エントランスなどの写真撮影を行います。撮影データはネット経由で会社に送付し、それで業務完了となります。報酬に関しては、不動産会社により幅がありますが、平均としては日給一万円前後、時給だと千~千五百円程となっています。
また、「撮ってクルーズ」などの撮影代行サービスサイトのフォトスタッフとして働く、という形もあります。このサイトは撮影者(副業ワーカー)と物件撮影をお願いしたい不動産会社を仲介するという役割を担っています。このサイトにフォトスタッフとして登録されると、撮影対象の情報などがサイトから送られてきます。
フォトスタッフはその指示に従い、物件の撮影を行い(基本的にはフォトスタッフの自宅近郊の物件となります)、終了後に撮影データをサイトにネット経由で送付する、これが業務の流れとなります。フォトスタッフはサイトにて随時募集していますので、気になる方はお問い合わせからアクセスしてみて下さい。