世の中には多種多様な副業が存在しますが、そういった中には「そんなことが副業になるの??」と驚いてしまうような、非常にニッチな職業も少なくありません。今回ご紹介する「草刈り代行」という副業もそういった部類に入る仕事でしょう。
「草刈り代行」、その意外な需要の大きさ
たしかに、草刈りなんてただ雑草を切り取っていくだけでしょ?誰でも出来るじゃん!わざわざ代行なんて・・、そんなイメージを持つのは普通の感覚だと思いますし、特に緑の少ない都会などに暮らしている方にとってみれば尚更です。
ただ、地方にある庭の大きな住居や緑の多い所有地などにおいては、事情は異なってきます。5月頃から伸び始めた雑草は夏頃にはとんでもない成長を見せ、住居の敷地の境界線などお構いなしにボウボウに生い茂ってしまうのです。もちろん、公道などに雑草がはみ出してしまい、歩行者の邪魔になってしまう、そんなこともあるでしょう。
こういった環境において、草刈り作業というものはかなりの重労働になってしまいます。ましてや、住居の住民が高齢者だけだったら・・ほとんど空き家に近い状態のセカンドハウスだったら・・そこに「草刈り代行」という副業の需要が発生するのは、まさに必然、とも言えるのです。
副業としての「草刈り代行」、その始め方とは?
さて、この「草刈り代行」の副業ですが、当然ながら始めるにあたり特別な資格やスキルなどはいりません。ただ一点、体力に自信があること!、これに尽きると思います。特に夏場の作業は体力の消耗が激しいので、適性の無い人にとってはかなり過酷な業務となってしまいます。
必要なツールに関してですが、必須なのが「電動orガソリン駆動式草刈り機」です。本体価格で1万円後半~3万円くらいのタイプがあります。値は張りますが、作業効率を考えると、ガソリン駆動式を用意する方が無難でしょう。
また、オプションとして電動チェーンソーなども揃えておくと仕事の幅が広がります。この仕事の始め方ですが、正攻法としては自分でホームページ・ブログを立ち上げ、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを絡めつつ集客する、というパターンが挙げられます。
作業風景やビフォーアフター画像・動画などをSNSで発信することで、業務内容も非常にわかりやすく伝わります。その際、地域密着型かつ、ターゲットを狭い地域に絞った地域限定型商売として売り込む、これも重要です。
「草刈り」という作業の性質上、需要が特定地域に絞られますので、どの地域をターゲットにするのか、その選定は非常に重要となります。土地勘の有無・競合の有無・作業のしやすさ・気候など、様々な要素を考慮しつつターゲット地域を選定するべきでしょう。また、スキルシェアリングサービスサイトなどに登録し、お客様を探すというパターンもあります。
正攻法より稼ぎは落ちてしまいますが(サイト手数料などが掛かる為)、手っ取り早く集客してとにかくすぐに副業を始めたい、そんな時にはこういった仲介サイトを利用するのも悪くない選択です。代表的なサイトとしては、「ご近所助け合いアプリ」というコンセプトが売りの「ANYTIMES(エニタイムズ)」、スキルシェアリングで有名な「coconala(ココナラ)」などがあります。