無資格でもOK!副業としても働ける「医療事務」という仕事

専門職・技術職

「病院で働く」と聞いた時に多くの方が思い浮かべるのは、当然ながら医師や看護師として資格を有した上で働く、こういったイメージだと思います。まさに、選ばれた人にしか出来ない高尚で、お堅い仕事、そんな風に捉えて、はなっから医療関連の仕事は自分には縁が無い、そう思ってしまう方も多いのではないでしょうか。ただ、今回紹介する「医療事務」という仕事は、職場が病院でありながらも実際のところ、こういったイメージとはかけ離れた比較的とっつきやすい仕事です。

何故「医療事務」はとっつきやすい仕事、と言えるのか

では、何故そう言えるのでしょうか?その理由として、まず、雇用形態が派遣やパートが多い、という点が挙げられます。1日4時間・週2日のシフトで働いている、そんな方も当たり前のようにいるのがこの医療事務という仕事です。当然ながら、副業として携わっている方も多く、中には土曜日のみ限定で働いている企業に勤めるOLさん、などもいます。

こういった現状を聞くだけでも、病院内の仕事=敷居の高い仕事、というイメージが崩れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、この医療事務という仕事、無資格でも働けます。医療事務は、患者さんに対し医療行為を行ったりする仕事では当然ありません。

あくまで病院内の事務仕事に携わることが主となりますので、しっかりと与えられた事務仕事をこなす能力さえあれば働く事が可能なのです。ただ、もちろんですが、医療事務関連の資格を持っている人の方が何かと優遇される側面(採用時や昇給時など)はありますので、取得するに越したことはありません。

実際、医療事務として働く人の内、約6割以上は有資格者である、とも言われています。中には病院で実際に働き始めてから、実務スキルを上げるのと並行して資格の勉強をし、見事資格の取得に成功した方もいます。何はともあれ、採用時に必ずしも資格を持っている必要が無い、という点は多くの未経験者にとってチャンスが広がります。まさに、とっつきやすい医療関連仕事、と言えるでしょう。

「医療事務」の具体的な仕事内容とは?

この「医療事務」の具体的な仕事内容ですが、勤める病院のタイプによって多少の違いはあるものの、おおまかに二つの業務に分けられます。「レセプト(診療報酬明細書)業務」と「クラーク業務」です。レセプト業務は、医師が作成するカルテの内容を基にして診察内容毎に定められた点数を計算し、医療費をはじき出したり、診療報酬明細書・各種請求書などの作成を行います。

クラーク業務は病院の受付業務を中心とした仕事です。受付での患者さんとの対応・電話応対・予約受付・会計対応など、病院の日々のスムーズな運営に欠かせない業務を担当します。対人の仕事が多く、コミュニケーション能力が求められる仕事と言えるでしょう。