世に溢れる数え切れないほどの「ゲーム」、シューティングやロールプレイング、アクションにスポーツなど、多種多様なジャンルの商品が次々と開発され、多くのユーザーを楽しませてくれています。特に昨今では、インターネット環境の目まぐるしい発展・変化に伴い、ネットゲームやスマホアプリゲームが人気を博しており、その勢いは王道であった据え置き型ゲームをも凌ぎます。
こうした「ゲーム戦国時代」において、ゲーム開発が活発化するのは当然の成り行きであり、企業も日々、より魅力的なゲームを世に出すべく必死です。そんな活気あふれるゲーム開発の過程において、無くてはならない仕事、それが今回取り上げる「デバッガー」「デバッグ作業員」です。ゲーム好きの副業として「最適!」と呼び声の高いこの仕事に関して、少し掘り下げていきたいと思います。
“デバッガー”とは具体的にどんな業務なのか
「デバッガー」は「ゲームテスター」とも呼ばれ、その名の通り、発売前の試作品段階のゲームをプレイし、しっかりとプレイ出来るかテストをする役割を担います。
似たような仕事にアプリテスターがありますが、こちらがアプリ全般をテストするのに対し、デバッガーは主にゲーム(ゲームソフト)を対象としてテストをし、プログラミングミスや修正箇所を見つけ出していく作業になります。
また、デバッガーの仕事は単純にテストをしてバグ・エラーなどを見つけるだけでなく、その原因を探り修正する、という部分にまで及ぶこともあります(状況によってはプログラミング知識・スキルも要求されます)。そういった意味で、厳密にいうと「デバッガー」「デバッグ作業員」は、純粋なテスターとは区別して考えられている事が多いです。
さらに、アプリテスターが在宅ワークとして携われるのに対し、デバッガーは基本的に、開発企業のオフィスなどに出向き作業を行います。リリース前のゲームを扱う手前、情報漏洩のリスクを増大させる在宅ワークという形態はとりづらい、というのが主な理由です。
“デバッガー”業務の見つけ方・始め方
デバッガーの仕事の始め方ですが、基本的にはゲーム開発企業やデバッグ専門業者(ゲーム会社とデバッガーを仲介してくれるような存在です)が自社サイトなどでデバッガーを募集しているので、それに応募する形となります。会社によっては登録制になっていて、ニュータイトルのゲームが開発されるタイミングで随時声を掛けてくれる、そんなパターンもあります。
また、一般的な求人情報サイト・求人情報誌・ゲーム雑誌・ゲーム情報総合サイト等でも募集記事を見掛けることがありますので、気になる方はチェックするべきでしょう。発売前のゲームを思う存分プレイ出来て、副収入も手に入るこの「デバッガー」、ゲーム好きなら一度はトライしてみたい副業です。