飲酒ドライバーによる悲惨な交通事故の多発を受け、全国的に飲酒運転の撲滅が叫ばれて久しいですが、そんな世相を反映し需要を高めている職種があります。それは、車の運転が好きな人などの副業として最適な「運転代行」という仕事です。
この仕事は、主に、アルコールを摂取してしまい車を運転する事が出来なくなってしまった人(運転代行依頼主・お客様)に代わり、その依頼主の車を依頼主の自宅及び希望する場所まで運転してあげる仕事です。
まさに危険な飲酒運転の撲滅に一役も二役も買っている業務内容であり、社会的にも大変意義があることから、この「運転代行業者(企業・個人経営)」への需要は高く、その活躍の場はじわじわと広がりを見せています。
また、色々な車種を運転する事になりますので、とにかく車が好きな人・車を運転する事が大好きで年がら年中ドライブをしているような人には、まさに天職!と言える仕事です。実際、趣味と実益を兼ねられる副業としてこの仕事を選ぶ方も少なくありません。
「二人一組で行動」これが基本です!
運転代行の具体的な仕事の流れについてですが、この仕事は基本的に「二人一組」で行動する、という特徴があります。まず、事務所・事業所などに代行の仕事依頼連絡が入ると、ドライバーが二人ピックアップされ、二人は一台の会社所有車(随伴車)に一緒に乗り込み、依頼主であるお客様の指定する場所(例えば居酒屋の駐車場など)に向かいます。
現地到着後、二人のドライバーは依頼主の車を運転する人、随伴車を運転する人、の二手に分かれます。依頼主の車を運転する人は依頼主を乗客として乗せて、そのまま希望の場所(例えば依頼主の自宅)までタクシードライバーのように依頼主を送り届ける形になります。
同時に、随伴車はその車を追尾して同じく依頼主の自宅まで走り、代行料金の授受などが終了し次第、依頼主の車を運転したドライバーを乗せて事業所に帰社する、そんな役割を負うのです。
二種免許を持っているドライバーはお得です
先述した随伴車のドライバーに関してですが、こちらは普通免許さえ持っていれば誰でも従事する事が出来ます。ただ、依頼主の車を運転するドライバーに関しては、乗客として依頼主を乗せることから、二種免許(旅客自動車を運転する際に必要な免許)が必要となります。
当然ながら乗客を乗せて運転する事が出来るドライバーの方が時給が高いだけでなく、仕事も取りやすくなりますので、この仕事を副業として始めたい方は二種免許を取得しておく方が良いでしょう。
また、二種免許を持ってはいるが、宝の持ち腐れになっている方などは、免許の有効活用として運転代行業を選択肢の一つとして考えておくのも悪くないと思います。この仕事はあまり件数は多くないものの、基本的には、タウンワークなどの求人情報誌や求人情報サイトなどで随時募集を行っています。
稼働コアタイムは20時から早朝の4時頃までですので、深夜帯の隙間時間を有効活用して副収入を得たい方、とにかく車が好きでたまらない方、そんな方は一度是非トライしてみることをおすすめします。