昨今、スマートフォンの性能の劇的な向上や、ライブ配信アプリの登場に伴い、誰でも手軽に、そしてどこでも、スマホのカメラ機能を使ったライブ配信が出来るようになってきました。実は今、そのライブ配信を副業として行う事で、かなりのまとまった額の収入を得ている人が増えている事をご存知でしょうか?その仕組みなどについて少し掘り下げてみたいと思います。
ライブ配信でお金をどうやって稼ぐの?仕組みは?
そもそもライブ配信とは、パソコンやノートパソコンのウェブカメラで行われる事が多く、ある程度の環境を整えないと行えないものでした。それを変えたのが、スマホで誰もが簡単に使用出来る無料配信アプリの存在です。
代表的なものでは「17ライブ」「ライブミー」「ポコチャ」「ツイキャス」などのアプリがあります。このアプリが若者を中心に爆発的に普及する事で、ライブ配信参入への垣根が取っ払われ、「ライバー」「配信者」と呼ばれる「ライブ(生中継)配信者」が続々と出現することとなりました。
トークをしたり、視聴者とコメントでコミュニケーションをとったり、歌を歌ったり、声真似をしたりと、趣味で配信を楽しむライバーが多い一方で、中には人気者になることでお金を稼ぎ、副業としてライバーを行う人も存在します。
その稼ぎ方の一例をご紹介します。ライバーは、アプリに備わった機能である「投げ銭システム」を利用する事で、視聴者・ファンからアプリ内の「課金アイテム」を配信中に投げてもらうのです。道端の大道芸人やストリートミュージシャンにお金を投げる感覚に近いと言えます。
そのアイテムは現金に換えることが出来ますので、何割かをアプリ運営側と分配する形で、報酬として現金を受け取る事になります。この報酬額ですが、ピンキリとは言え、人気のライバーともなると月に50万~100万円は稼ぐというのですから驚きです。好きな事をしてしっかりと副収入もゲットできる、まさに夢のような副業です。
ライバーとYouTuber(ユーチューバー)の違いとは?
ユーチューバーも動画を配信することで報酬を得ていますので、ライバーと区別がつかない方もいるかと思いますが、両者は似て非なるものです。まず、報酬の発生の仕方が、ライバーが視聴者からの投げ銭なのに対して、ユーチューバーは動画に貼られた広告の広告収入が主です。さらに決定的な違いは、ライバーが生中継を配信しているのに対し、ユーチューバーは編集した動画を録画配信している、という点です。
ですから、ライバーが配信している時に、視聴者がライバーに対してコメントを打つとリアルタイムで答えてくれたりするわけです。ユーチューブの動画ではそれはあり得ません。ですから、ライバーの方がより視聴者にとって身近に感じられ、一緒に配信を作っているという感覚にさせてくれます。そういった部分はライブ配信の強みであり、視聴者からの投げ銭による大きな収入が発生する理由と言えるでしょう。